「さぁ、答えてくれるね?」
沖田さんが、冷ややかな表情でそう言う。
どうしよう、どうしよう、晋作さん……っ。
一歩後退って、ふと気付く。
……私は……また……っ!
こうやって、晋作さんだけじゃない、今度は龍馬さんたちにまで迷惑をかけそうになっている。
そして。もしここで選択を誤れば、かつてない被害を…私に良くしてくれた人たちに及ぼす事になる、それだけは、わかる!
これは、自分で……。これだけはどうしても自分で片をつけないと!
これ以上みんなに迷惑はかけられない。
だからこそ、藩邸を出ようと決めたのだから!
泣きそうになりながら、私はキッと沖田さんを睨む。
「…そう…答えてくれないんですね」
ジリっとその足が、こちらに踏み出される。そうしてそのまま後ろの塀へとじりじりと追い詰められた、その時。
私たちの頭上から、ひときわ通る声が響き渡った。
「聞け聞けーーーぃ!!」
……こ、この、声、は……。わたしは塀の上を振り仰ぐ。
そこにいたのは、もちろん声の主。
「我は、奇兵隊が総監、高杉晋作!!」
沖田さんが息を飲むのがわかった。……まぁ、こんなけったいな登場をされたら若干意表はつかれるよね…。
「この女に指一本触れた者、長州藩全てを敵にすると知れ!!」
月明かりの下。
塀の上で刀を肩にかけ。ドーンと立って、そう言い放つ。
……こんな登場の仕方って…アリ…?唖然とする私たちをよそに、晋作さんは不敵な笑みで新撰組を見下ろしていて。その迫力に新撰組の人たちは後退る。
……いつかの夜も、そうだった。
月夜に駆けつけてくれた晋作さんは、なんかとにかく…カッコイイ!
他の隊士と違って、沖田さんだけが真っ直ぐ晋作さんを見上げて問う。
「我ら新撰組の前で顔を晒し、名乗りをあげる……この娘は、貴方の命と等しいという事ですか」
「いかにも!!」
し……晋作さん!こんな大勢の前でそんな事を~~~っ!!!
「……」
答えを聞き、沖田さんは肩でため息をついた。
そんな時、1人の隊士が沖田さんに耳打ちをする。途端に色を変え、険しい表情になる沖田さん。
「どうぞ」
「え…わっ」
何かを投げたような素振りの沖田さんの方から飛んできたのは…例のかんざし。
「あ、ありがとうございます!」
思わずお礼を言ったわたしにはもう興味を示さず、何も言わずに沖田さんは新撰組の人たちと一緒に駆けていってしまった。
「おい、大丈夫か!?」
あまりに呆気なく去っていった彼らにちょっと呆けていると、塀から降りてきた晋作さんが声をかけてくれた。
「う、うん」
「何かが…動くな」
晋作さんと一緒に、新撰組が消えた方向を見つめるわたし。
なんだろう……。あの様子、只事じゃなさそうだった…。
龍馬さんの居場所をわたしから聞き出そうとしていた彼らが、せっかくのこの好機を放って……交渉のためのかんざしまでわたしに返して去るなんて…。
なにか……。
「あ!!」
「なんだ、どうした!」
「あっちの方角って、寺田屋の方だよね?」
そうだよ。だとすれば、それは…わたしに聞く必要がなくなったってコトなんじゃないだろうか…!!どこか別のところから龍馬さんの居場所を突き止めて…だから、わたしに興味を失った。
そう考えるとしっくり来る。
「そういや、そうだな」
答えた晋作さんの言葉を聞くか聞かないか、わたしは新撰組の後を追って走り出す。
「あ、おいっ!!こら待てっ!!」
沖田さん達は大通りを行ったから、裏道を通れば追いつけるかもしれない!いつもみんなが使っていた道を、記憶を頼りに全速力で駆け抜ける。
…なんなんだろう…!なんでこんなに、嫌な胸騒ぎがするんだろう……!!
沖田さんは、あまり龍馬さんを良く思っていないように見えた。
いつもとは違った彼と、そして、初めて彼に会ったとき晋作さんが言っていた沖田さんの不穏な話。
なんだか色々とごちゃまぜだけど、とにかく、ダメだッ!!!!
夜闇の中、慣れている道だからなんとかなる。
あとはそこの角を曲がればっ!!!
通りに出ると、寺田屋に入る沖田さんの背中が見えた。
「みんなっ!!」
咄嗟に入り口へと駆け出そうとしたわたしの肩が、後ろにぐいと引っ張られる。
「待てと、言ってるだろうが!」
声の主は晋作さんで。おそらくわたしの後を追ってきたのだとわかる。
心なしかゼイゼイと息を切らし気味の晋作さん…。
「全く…お前、いざとなると足速すぎるぞっ!」
「……そんなことないよ。…ただ……」
「坂本達の事が、心配だった?」
わたしはただ黙って頷き、それを見た晋作さんは、微笑む。
「大丈夫だ。オレもこうしてやってきたんだからな」
言われて……少し落ち着いた。晋作さんが笑ってこんな風に言うなら。それがどんなことでも…どんな場所でも落ち着ける気がする。
「とりあえず、帰れと言ってもどうせ聞かないんだろう?」
「うん、多分」
「…だろうと思った」
「ご、ごめんなさい…でも」
謝って続けようとしたわたしを、晋作さんは手で制して遮る。
「わかった。ならば、オレが許せるギリギリのところまでは、いさせてやる!」
「ホント!?」
「ああ。ただし、それ以上になったらオレは、お前を張り倒してでも連れて帰るからな!」
晋作さんがしてくれた、最大限の譲歩。
わたしは嬉しくて、何度も頷く。そんなわたしの頭を「しょうがないな」と言わんばかりにポンポンと叩いて、晋作さんが苦笑した。そんな事やってると…坂本さんがぁ……(泣)

それからわたし達が向かったのは、寺田屋の裏階段だった。
晋作さんが、ここで待っていれば龍馬さん達が逃げてくるはずだから、と案内してくれた。
が。そこに角から飛び出してきたのは青い羽織の新撰組!
思わず身を震わせたわたしを後ろに追いやって、晋作さんが「大丈夫だ」と言う。
「オレの後ろにまわっていろ!」カッコイイ…(泣)
晋作さんに守られる形でわたしが下がると、同じタイミングで階段から慎ちゃん、武市さん、龍馬さん、以蔵が飛び出してきた!
「みんな、大丈夫っ!?」
思わず声をかけたわたしに、出てきた全員が一様に驚いた表情を浮かべて。
……当たり前だよね。そりゃ……。
全員から、それぞれ言葉は違うものの「何でここに?」と問われて、答えようとしたわたしは、その異常に気付く。
「みんな、怪我してるの!?」
夜の闇、月明かりだけでもわかる。みんな、多かれ少なかれどこかしらに傷を負っていて。
不意に、龍馬さんがよろけて…わたしは肩を貸す。
龍馬さんが自身の左腕を押さえている右手の指の隙間から、赤いものが見える……!
この、腕。すっごく深く傷がついてる……っ。
気付いて背筋に冷たいものが走った瞬間、すぐ脇で刀がぶつかる甲高い音が響いた。
振り向くと、打ちかかってきた新撰組の隊士の刀を晋作さんが防いだ音だった。
「ほら、ボーッとするな!周りをちゃんと見てろ!」見えても何もできないんでスガ…(汗)しかもある意味『標的』を持ってるワケで……超☆危険ポジション…!!!
「はっ、はい!」
龍馬さんを支えながら、晋作さんに返事をする。
「こいつらはオレがぶっ殺す!安心しろ!!」
……え??
今、晋作さんぶっ殺すって言った!?
「だ、ダメ!」
「何がだッ!」
「殺すなんてダメだよ!!」
わたしは、わたしの大切な人たちが誰かの命を奪う所なんて見たくない!晋作さんも、みんなも!だから!
「な、何を言ってるんだ!」
「こんな時にっ!」
非難の声をあげる武市さんと以蔵を尻目に、晋作さんはニヤリと笑う。
「殺すな……か。面白い」
刀を構えなおして叫ぶ。
「見ていろっ!血の一滴も流さずに、ぎったんぎったんのめったんめったんにしてやる!」
そうして上着を翻し、新撰組の前に立ちはだかる晋作さん。
向かってくる新鮮組の隊士達を反対向きにした、刃のない刀で打ち倒していく。
「おらおらおらおらーーーッ!」
よく、わかんない、けど。
当然新撰組の人たちは、わたしなんかより強いだろう。競技としての剣ではなく、生き残る為の剣を使う人たちなのだから。
でも、それがわからないくらい来る人来る人を片っ端からなぎ倒していく晋作さんの様はまさに圧巻。
「む……むちゃくちゃだよ、あの人…っ」
慎ちゃんがそう漏らしたのも仕方ない事だと思う。
「ほーら、次ぃぃぃっ!」
鮮やかに片付けていく晋作さんに、誰も手が出せない。
なんだか、この勢いで1人で新撰組を片付けちゃうんじゃないかとか思ってしまう。
けど。
そんな目の前で、残った1人の隊士を倒した晋作さんが振り返る。
「頃合いだ!全員散って逃げるぞ!!」
晋作さんの鋭い言葉に、周り全員が顔を見合わせた。
「長州か、薩摩藩邸へ行けっ!坂本はオレが引き受けたっ!!」
今までハチャメチャやっていた晋作さんが真面目な顔で続ける。
「武市っ!中岡っ!岡田っ!死ぬなよっ!!」
「恩に着る」
「姉さんもどうかご無事で」
「また高杉さんに借りだ」
言うなり、わたし達は全員がそれぞれに怪我を抱えながら。バラバラの方向に駆け出した。

わたしと晋作さんは、坂本さんに肩を貸しつつ必死で走っていた。
いや……龍馬さんの息は荒く、もう走るどころか歩く事さえままならない。
龍馬さんは、深手を負っている。この状態で連れまわすのが最善策とは思えない……。
「晋作さん」
名を呼んで視線を送ると、彼は黙って頷いた。
「そのすぐ先に、使える土蔵がある。そこに身を隠すぞ!」
「ん、わかった。龍馬さん、あとちょっとだけ頑張って!」
「……ああ…」
支える肩の重さに必死で耐えながら、私たちは土蔵へと急いだ。

土蔵の中、必死で息を整えて龍馬さんの方を伺う。
「……大丈夫?」
問い掛けてみても、返ってくるのは荒い息だけ。
わたしは、制服のスカーフを解くと龍馬さんの手に強く巻きつける。
…それでもまだ、傷口から滲んでくるものが止まらない…。
「まずいな」
「…うん」
人が失うと困る血の量はどれくらいだったか……。覚えていないけど、このまま血が止まらなければ大変な事はわかっている。
龍馬さんの手……わたしはスカーフの上から祈りを込めてぎゅっと押さえつけた。
やがて、晋作さんがボソリと言う。
「お前、ここで坂本と大人しく隠れていろ」
「え??晋作さんは!?」
「誰か1人でも藩邸に戻れれば救援を呼んでこられる。オレは、藩邸へ向かう」
言うと立ち上がる晋作さんの隊服の裾を、わたしは空いている手で掴んだ。
「だって、まだ外には新撰組がいるかも知れないよ!」
「なーに、大丈夫だ!どの道、ただこうしているワケにはいかないからな!」
服を掴んでいるわたしの手を優しくほどくと、晋作さんが土蔵の外に出た。
わたしは思わず龍馬さんの手を離して晋作さんの後を追う。
「待ってっ!」
「こら!何ついてきてるんだ!土蔵へ戻れ!」
「イヤッ!」
「嫌って…お前」
だって、晋作さんが言ったのだ。『誰か1人でも藩邸に戻れれば』と。
だとすれば、1人より2人の方が確率が高いに決まってる。けど、自分の身も守れない小娘に出歩かれても……(苦笑)
言うと、晋作さんが言葉を失った。
「晋作さんだって、さっきわたしの足が速いの褒めてくれたでしょ?絶対、無茶はしないから!!」
ただ待ってるなんて不安なの!何かしていないと、崩れそうなの。…自分が。
「龍馬さん、待っててね。すぐ、助け呼んでくるから!」
「…い、いかん……」
弱々しく、止めようとする龍馬さんの声を振り切って土蔵を出ると、藩邸に向かって走り出す。そのすぐ後を追って、晋作さんがついて走ってくる。
「無茶はしないから……って、この時点で既に十分無茶してるの、わかってるのか……?」
あきれたようなその言葉には聞こえない振りをして、ただひた走る。
と。
「おい、隠れろっ!!」
すぐ先の通りを、数人の隊士が駆け抜けていくのが見えて。その瞬間、晋作さんに腕を引かれて路地裏に隠れる。
2人で寄り添うようにして身を隠して、息を潜める。
やがて、足音も聞こえなくなって。確かめる為に通りに顔を覗かせようとした時だった。
「っ!?」
びっくり、した。けど、声が出ない。
わたしの口元は晋作さんの大きな手ですっぽり覆われていて。
そのまま、晋作さんに後ろから抱きしめられた。
「…今だけ……。今だけだ…………」
呟く声が聞こえて、晋作さんの手が口元を離れていく。
その手はそのままもう一方の手と共に、わたしをぎゅうっと抱きしめた。
「晋作……さん……?」
ぴったりとくっついた身体からは、晋作さんの温かな鼓動を感じる。
「もうすぐ、お前を帰してやらなければならない」
静かな言葉に、ツキンと胸が痛む。
「こうして、お前を傍らに感じる事も…もう出来なくなるんだ。……だから、こんな時だから……!」
晋作さんはわたしの首筋に顔をうずめるようにして、更に強くわたしを抱きしめる。
「…今だけは……このままで……」
その声が、心なしか震えているように感じた。
わたしは、目を閉じて。わたしを抱きしめる晋作さんの手に、自分の手を重ねた。
温かさが。心地いい。……晋作さんだから、心地いい。
「最初はな、確かに単なる好奇心だけだったんだぞ?」
「え?」
いつもとは少し違う、穏やかな声が耳元で響く。
「だが、その内お前しか見えなくなった……」
ほぅっと息をついて、晋作さんが明るく続けた。
「祭りだって、初めて行ったんだぞ?楽しかったなぁ」
「わたしも…………楽しかったよ?」
小さな、小さな声での会話だ。
わたしから晋作さんの表情は見えないけれど、声と…手のぬくもりから全てが伝わるような気がしていた。
一言ごとに、わたしを抱きしめる力が強くなっていく。
ねぇ……晋作さん。
そんな風に、今までの思い出なんて話さないでよ……。
なんだか本当にもうすぐ、わたし達のお別れが近づいているような気がしちゃうよ…!
「好きだ」
短く、優しく囁かれた言葉は甘く。わたしは、溢れそうな涙を必死で堪えていた。
そうして。
晋作さんは、わたしを解放する。
振り返ると、もういつもの様子で「行くか」と笑う。
わたしもいつものように「うん」と答えると、「いい子だ」とまた頭をポンポン叩かれた。
いつもなら、子供扱いした!と、怒る所だけど。
今日は、これが。嬉しかった。
晋作さんの温かさと愛情を、その掌で感じられるから。
が。次の瞬間。
サッと顔色の変わった晋作さんが、ぐらりとよろめく。
「晋作さんっ!!」
「ごほっ…ごほっ…げほっごほっ」
「晋作さん…晋作さん!!!」
また、発作だ…!!!名を呼んで、背中をさするけど咳は酷くなる一方で止まらない…!
晋作さんの膝がガクリと落ちた。
───ダメだ……!
わたしは咳き込む彼を支えながら、ゆっくりと決意する。
咳き込む間に、晋作さんが何かを訴えようとしているけど、とても話せる状態なんかじゃない。
……当然、今の晋作さんを藩邸まで走らせるなんて、無理だ。
わたしは晋作さんに肩を貸して、路地裏の物陰に座らせる。
息をする事すら辛そうな晋作さんと目を合わせるようにしゃがみ込んで、告げた。
「晋作さん、わたし、1人で藩邸に行ってくるから」
言葉に、晋作さんは咳き込みながら頭を振る。
……わかってるよ?無茶だって言うんでしょ??貴方はとても優しい人だから、わたしを本当に大切にして……ずっと守ってくれた。
「大丈夫。わたしの足の速さは知ってるでしょ?」
震える声を…気付かれないように精一杯強がって笑いかけて。立ち上がって行こうとすると晋作さんに弱く腕を掴まれる。
「……っ……っ!!」
咳き込みながら、何かを訴えようとする晋作さんを真っ直ぐ見つめて、言う。
「このままここにいても危なくなるだけだよ?」
守りたいと思っているのが、貴方だけだと思わないで欲しい。
全ての想いが、貴方からわたしへの一方通行だなんて思わないでいて欲しい。
今までも、この先も。きっと、想いは同じだから。
「わたしはね、晋作さんを助けたいの」
今度はわたしが晋作さんの手をほどく。そうして大通りを向いたところで晋作さんに名を呼ばれて……笑顔で振り返った。
「だって、晋作さんはわたしの大切な人だから」
「!」
「待ってて、晋作さん」
そのままそこに晋作さんを残して、わたしは夜の闇の中に駆け出した。


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ちゅうことで!第拾参話でしたーーーっ!!!
…てか、大変ですっ!!!(泣)負傷者とか病人が多すぎですっ!!!
寺田屋から逃げる際、龍馬と晋作と運命を共にする事になった瞬間、かなりアレですけど……「マズいな…」と思ってました(爆)
ああああ…、爆弾二個も抱えちゃったよッ!!みたいな。
案の定……。

さて、多分クライマックス間近…ですよね??意外と甘くならないのでかなり捏造してる部分が目立ってるんですけど……(汗)
あと、文章的に「それはおかしいだろ」てなトコも段々出てきてて……でもそれは元がおかしかったりしてるんですよッ!?と、言っておきたい(笑)
資料とか見て……勉強して書けば話は別ですが、幕末とか全く興味もなければ知識もなかったものでホイホイ追加できないのがイタいところ。
このまま、思いついてる話…同人展開で書く気になったら勉強します……(苦笑)にわか仕込みで…。あ!!あと、ラストまでにこのネタが本編ででなければ(重要)

晋作さんの場合…ラストは(可能なら)現代に戻る方がいいんでしょうな。一緒に(笑)
そうしたら、労咳も治るワケですし(多分。……めちゃくちゃお金かかるだろうけど。保険きかないし(いいよ、そんなリアルな話…))
史実どおりに行くと……夭折だからなぁ……(苦笑)残るとそれはそれで主人公は大変か…とか思ったり(爆)
けど、どっちにしても離れ離れじゃ乙女ゲーとして終われないよ……!


今日の選択肢
そんなことないよ、ただ…(花)

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