幕恋 『高杉晋作 第拾話』
2009年12月10日 携帯アプリ「よいしょ…っと」
まだすやすやと眠っている晋作さんの枕もとにお水と紙包みをそっと用意する。
……なんとか、咳は止まったみたいだけど。
目が覚めたらちゃんと飲ませてあげよう……。昨日みたいにわがまま言われたんじゃ、治るもんも治らないよ。
ため息をついて、晋作さんの寝顔に目をやって。ふと思う。
そう言えば、熱はないのかな……?
確かめようと額に手を伸ばしたその時、晋作さんがゆっくりと目を開く。
そしてしばらく、寝ぼけたようにぼーっとわたしの顔を見つめて何度か瞬きすると呟いた。
「こんな……気分だったのか」
……起き抜けに何??気分がどうしたって???
「何が?」
「ほら、いつかお前の寝顔を見ていたら、起きた途端に怒っただろう?」
ああ……。そう言えばそんなこともあったなぁ……。
寝顔見られた挙句に荷物探られて……(溜息)
「あの時は何故お前がそんなに怒ったのかわからなかったが、ようやくわかった」
口元を押さえる晋作さんの……日頃見慣れない表情にちょっとドキッとする。
照れ……てる??
うわっ!!珍しい~~~っ!
「照れなくていいのに」
「っなっ!」
言葉にあげた顔は、いつもよりも血色が良くて。やっぱり照れているのだと確信する。
たまには、いつもの仕返しでからかっちゃおうかな~♪
「顔、真っ赤だよ?」
「う、五月蝿い!仕方ないだろうが!」
「ふふ。可愛い寝顔だったな~」
「こ、この野郎…覚えていろよ」
晋作さんは視線をそらしつつ、ボソリとそう言う。
一通り晋作さんをからかい終わったら、ふと思い出した。……そう、薬だ。
「いけない、忘れるところだった。晋作さん、はい……これ飲んで」
水と紙包みを晋作さんに手渡すと「苦いんだよな、これ」とかなんとか言って顔をしかめつつ……それでもなんとか飲み干した。
ふぅ、と一つ大きなため息を吐く晋作さんに、内心でわたしもほっとしていた。
これで少しは落ち着いてくれるといいんだけど……。
「ん?そういえば…」
「どうしたの?」
「なんでおまえがこれを持ってるんだ」
……う。
まぁ、確かに疑問に思うよなぁ……(苦笑)
わたしは、例のお祭りの件を桂さんに話すことになって、そうしたらこの薬を手渡されたのだと説明する。
晋作さんは「余計なことを…」なーんて口では言いながら、でも、その顔は心なしか嬉しそうに見えた。
本当に、不思議な関係。晋作さんと、桂さんって。
やっぱりこう……繋がってるって感じ。
「あ!ねぇ、今日は確か大事なことがある日でしょ?」
「あぁ。そうだ」
そう、だからこそこうして衣替えをして、みんなで集まって会合だってしてたわけだから。
……晋作さんの体調は気になるけど、大事なことがあるならしなければならないんだろう。
てか、調子が悪いんだからやめた方がいい……なんて、言ったって聞くわけがない。…確実。
それならせめて。
「だったら、それまでちゃんと休んでいた方がいいよ」
「ん、まぁ確かにそうだ」
納得してくれたらしい晋作さんに、わたしは立ち上がって言う。
「じゃあわたしは他の部屋に行ってるから、ちゃんと寝ておくんだよ?」
「ええっ!?お前は傍にいてくれないのか!!」
まったく!いい大人のクセにそんな甘えた事を!
第一、傍にいてあげたいのはやまやまでも、わたしがいるとすぐそうやってはしゃいで大人しくしてないでしょうに。
「はい、おやすみなさい!」
そう言って、晋作さんを布団へ押し込むとぶーぶー言っている晋作さんを尻目に部屋を出た。
その先の廊下で桂さんに出会った。丁度良かったので、昨日のことを話しておく。
…そして。気になっていた事もある。桂さんに、聞きたいと、思っていた。
「そう…晋作は君に話したのだね?」
「…はい…」
わたしは、晋作さんにはどうしても……直接聞きたかったけど聞けなかったことがあった。
聞けば答えてくれたのかもしれない。でも。
答えさせたくなかった……というか。説明させたくなかったこと。
それを、思い切って桂さんに聞いてみる。
「『ろうがい』って、どんな病気なんですか?」
「晋作本人には聞かなかったのかい?」
わたしが言葉に頷くと、桂さんはニッコリと笑ってみせる。
「本人に問い詰めたりしなかったのは思慮深い事だよ。偉かったね」
そんな風に褒められても、気持ちは重いままだった。
別に、わたしは偉くなんかない。
……それは、説明されなくてもなんとなく感じるものがあったせいでもあったろう。
そして、だからなんとなく、晋作さんの口から聞きたくなかった。
多分、そうなのだ。
「…晋作は、いまでこそああやって元気に振舞っているが、いずれは動けなくなる」
突然話し始めた桂さんの言葉に耳を疑う。
桂さんは、淡々と。続ける。
「その内に体の力も、自由も奪われ……起き上がることさえ、ままならなくなるだろう…」
え???
声が、どこか遠く聞こえる。視界が、闇に包まれる。
「そして……そのまま死に至るかもしれない……。労咳とはそういう病なのだよ…」
えーと……、あれ?
桂さんは、今、誰の話を……???
わたしは今、誰のことを、聞いていたんだっけ……。
桂さんの声が……聞こえる。わたしを呼ぶ声。遠く、遠くから…。
「大丈夫っ?」
「あ…ごめん……なさい」
「話さない方がよかったようだね」
あまりの話に動揺を隠せなかったわたしを見て、桂さんが悲しげに苦笑した。けど。
「いいえ!そんなことありません!」
わたしは、気付いたら大声で叫んでいた。
「わたし、知らなかったら色々後悔しました!だから……ッ!」
驚いて、見開かれた桂さんの目が優しく細められる。
「わかったよ。ありがとう」
……大声を出したら少しだけ落ち着いた。
晋作さんの話……それは事実なんだ。だったら、わたしにできることは受け入れること以外に、ない。
すると、桂さんが静かな口調でまた話し始めた。
「私から頼みがあるんだが」
「なんでしょう」
「もし君が晋作のことを少しでも…憎からず想っているのならば」
「……はい」
「これまでと変わらず、全力で付き合ってやって欲しい」
それは、そのつもりだ。
だって、わたしが晋作さんに出来ることなんてそれくらいしかないんだから。
桂さんは、晋作さんを「同情や憐れみを喜ぶ男ではないから」と、付け加えて優しく笑った。
うん。これまでと変わらずに……いや、これまで以上に晋作さんと目一杯…精一杯一緒にいるんだ…!!!
「出かける支度はできたか!?」
晋作さんの言葉に、わたしは頷いた。わたしたち……晋作さんと、桂さんとわたしは、藩邸に行く為の準備を整えていた。
晋作さんによれば、大久保さんももう着いているはずだという。
「うん。できてる。行こう」
素直に答えたわたしに晋作さんが目を丸くする。
「おいおい、どうした?やけに素直じゃないか!」
「わたしが素直だと、ダメ?」
聞くと、そう言うわけじゃないが…と笑って答える晋作さん。が、ふと笑うのを止めてわたしを見た。
「……はっ!!もしや!!」
「え?な、何?」
「お前…大久保さんに会いたいんじゃ…っ!」
がくーーーっ。
なんで発想がそうなるのかな……。晋作さんの思考回路は計り知れない…!
「そんなワケないじゃないっもう!!」
「よしよし!やっといつもの調子が出てきたな!それでこそお前だ!」
言っていつものように先頭きって歩き出す晋作さん。
チラっと桂さんを振り返ると、やれやれといった表情でこちらを見ていた。……きっと、本当は危ないとか思ってるんだろうなぁ…。
なんだか先が思いやられる…(苦笑)
そんなこんなな複雑な思いを抱えて辿り付いた長州藩邸。出迎えてくれたのは(最初に遭遇しただけ、とも言う)意外なことに大久保さんだった。
「なんだ、田舎の小娘、お前も来たのか」
……のっけから嫌味ッ!?
いやいやいや!しかしここでキレてはいけない…!この人はこういう人!この人はこういう人!(ブツブツ)
「こ、こんにちは。…相変わらず、毒舌が絶好調ですね……」
ささやかなわたしの反撃!
「まぁな。お前が相手だと、私は饒舌になるようだ」
ふふん。と得意げに笑った大久保さんを見て、何故敗北感を感じるんだろう…!!!
とりあえずもう、こんな小さな反撃なんて気付かないんだっ、この人はっ!
そこに、ずいっと晋作さんが割って入る。
「大久保さん、残念だがこいつは大久保さんに会いに来たワケじゃないぜ」
「何故、言い切れる」
すっと目を細める大久保さん。
あああ……。いい大人同士なのに…!この2人が話しているとなんでこんなに緊張するんだろう…っ。
「こいつの口からはっきり聞いたからな!」
それ…ここで言わなくていいでしょう??晋作さん……。
「おい小娘、それは確かか!?」
大久保さんに迫られて、嘘をつくわけにもいかず。視線をそらしながら「あ、はい。言いました~」と答える。
ところが、大久保さんの反応は想像したものからかけ離れていて。何故か嬉しそうに大笑いしている。
怪訝に見つめる晋作さんとわたしの前で、ひとしきり笑い終わった大久保さんがニヤリと笑んだ。
「小娘の照れ隠しは、やはり芸がないな」
なっ!!!
そういう取り方ッ!?
なんでそう都合よく解釈できるの!?ある意味この人すごいよっ!!!(泣)
「……まさか、お前……!」
晋作さんまで間に受ける!?この人もある意味……っ(泣)
「照れ隠しじゃありませんっ!」
答えた言葉にかぶさるようにして晋作さんが真顔で寄って来る。
「本当か!?」
「うん。だって、わたし晋作さんに嘘ついたことないもの」
さらっと答えると、晋作さんは嬉しそうに「確かに!」と答える。
もう……本当にこの人は…。
「わかったらもう大久保さんのからかいに反応しないで!」
「待て。私はからかってなどいない。至って本気だ」
それもどうだ……
本気だと言われたら言われたで恐ろしいよ、大久保さん……!
と、そんなやりとりを今まで黙って聞いていた桂さんがここで口を開いた。
「さて、お二方。昨日と同じ言葉を、もう一度私に言わせたいか?」
……っ!
出たっ!大迫力桂さんっ(命名)
声がっ!雰囲気が!顔がっ……!!!笑顔でも…いや、笑顔だからこそ怖すぎるッ!!!
だけど。多少押されはしたものの、そこはそれ。受ける方もある意味大物な2人だ。
大久保さんも動じる様子はなかったし、晋作さんは「仕方ない…」とかつまらなさそうに言い出して、結局わたしに「いい子で待ってるように」とか言い残してみんなと奥の部屋へと消えていく。
今日は大きな会合だから、と。
言ってたなぁ……、と、庭を見つつぼーっと思った。
と、言うことは時間がかかるってことだ。
もうこの辺にも慣れてきたし、迷子にももうならないと思う。
そう。後は。
「何かあった時のために、もっとこの辺に慣れておきたいんだよね」ええええッ!?またソレ言い出すの!?学習能力ないのかよッ!
わたしは胸の前できゅっと手を握りしめて藩邸の出口へ向かった。
外は今日もいい天気で、爽やかな空気も気持ちいい。
のに。
今は……晋作さんのことばかりが、頭をめぐる。
桂さんから聞いた言葉が頭から離れなくて、ずっと、ずっと響いてる気がしていた。
……わたしは、あんまりにも何も知らなさ過ぎる。
痛感していた。
桂さんから聞いた話を、もっとちゃんと受け止めるには。
きっと、もっと知らなきゃいけないことが沢山あるような気がする。
「晋作さん…」
つい、1人心地で呟いたその時。
通りでばったり出くわしたのは、沖田さんだった。
もちろん、覚えている。この人は晋作さん達の敵で。だからあまり関わらない方がいい事。穏便に、立ち去ろうと思っていたのに。
目の前の沖田さんに晋作さん…梅之助の病状を聞かれて。『労咳』について話をしていたら。
「僕でよければいつでも相談にのるよ?」
なんて言ってくれて。
……その笑顔が優しくて、どこか……人を安心させる何かがあるな、なんて思った。
この時のわたしは、沖田さんが晋作さんの敵…なんてことを忘れて。ただただ、労咳という病について知っている人として、純粋に話をしてみたいな、と思っていたのだ。
誰かを…この思いを打ち明けて、楽になれる誰かを無意識に求めていたのだ。
実質もしかしたら、藩邸を出たのだってそれが理由だったのかもしれない。
だから、沖田さんに「立ち話もなんだから甘味処にでも行きませんか?」と誘われても断らなかった。
────それが、晋作さん達の、敵の発言ではあっても。
そして。
色々話をしているうちに、沸いて来る、疑問。
どうしてこの人が……晋作さんの敵、なんだろう。本当にいい人で。甘いものが好きvとか言っちゃう可愛げなお兄さんなのに。
見知らぬわたしに付き合って、話を聞いてくれる優しい人なのに。
そんな風にぼーっとしていたら、ふと気付いたように沖田さんが外を見る。
「ところで、もう大分暮れてきたけど、大丈夫?」
「え?あ!もうこんな!」
思いがけず話し込んでしまった……!気付けば辺りは夕焼けと夜が混ざり始めていた。注意力なさすぎ~~~(泣)
「いけない!みんな、心配してるかも!」
「じゃあ、僕が家の近くまで送ろうか?」
「あ……!いえ、大丈夫ですっ」
申し出は、それでもなんとか断った。
沖田さんは、いい人だけど。
でも、やっぱり、わたしが晋作さん達の所に居るって分かったら晋作さん達に迷惑をかけるかもしれないんだよね…。
わたしは沖田さんに別れを告げて、長州藩邸への道を急いだ。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
「本当に面白い子だな」
時間が経つのを忘れてしまったのは、総司の方かもしれなかった。
こんなに長い間、話しこむつもりなんて少しもなかったのに。
パタパタとかけていく少女の後姿を眺めながら、思わず笑みがこぼれた。
「…ん?」
ふと足元を見ると、色鮮やかなかんざしが落ちている。
彼女の落としたものだろうか。髪は特に結っていないようだったけど。
しかし、逆に考えれば髪に飾らないものを持っている───それは、よっぽど大事だから、なのだろう。
「君も、君の持ち主の所へ戻りたいだろうね」
総司はかんざしを懐へ忍ばせると、彼女の後を追いはじめた。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
すっかり暮れてしまった大通りを走って、ようやく土佐藩邸についた。
……もう、会合は終わってるのかな……?
思いながら、中に入ろうとすると入り口を棒で塞がれた。棒を辿って見上げると、怖い顔をした門番の人が立っている。
「あのっ、わたし高杉さんの連れなんです」
出る時に居たかどうか定かではない門番の人に必死で訴えた。
「朝まで中に居て、また帰ってきたんです」
だけど。
門番は口もきかないし、入れてもらえる気配はない。
……どうしよう……どうしたんだろう……。
説得する糸口もこれ以上何も思い浮かばないわたしの前に、藩邸の中から見知った顔が現れる。
「大久保さん!」
良かった。これでわたしが怪しい人じゃないって言ってもらえる!!
「大久保さん、わたし…」
「お前」
わたしの言葉を遮って、大久保さんが話し始めた。
「新撰組の沖田と通じていると言うのは、本当か?」
今までに聞いたことがない、冷たい口調…。冷たい表情。
態度の大きな人、とか…これまで色々思ってたけど。今日の…今の、大久保さんはどれにも当てはまらなくて、まるで知らない人みたいだ。
大久保さんが鼻で笑う。
「ふらふら出歩くお前に子守りのつもりで警護をつけたら、随分突飛な一報だ」
「……」
「……否定は?」
わたしは、思わずうつむいた。
……沖田さんがみんなの敵なのは知っていた。たった今まで一緒に居たのも本当だ。
でも、わたしはそれでもどうしても沖田さんと話がしたかった。
今日、したかったのだ。
……だって、晋作さんの病気のことを……気兼ねなく聞けそうな唯一の…この世界での知り合いで。
でも。
だからこそそれに関して言い訳は出来ないと思った。
わたしは胸の前で手をギュッと握りしめながら、振り絞るように声を出す。
「わたし……さっきまで一緒にいました……。どうしても、どうしても聞きたいことがあったんです。……ごめんなさ」
ダンッ!!!
物音に、びっくりして顔を上げた。
それは大久保さんが脇にあった門壁を殴りつけた音で。
「否定しろと言ったんだっ!!この阿呆がっ!!」
そう言った大久保さんの肩は、わずかに震えていた……。
「どうしたんだ!!」
騒ぎを聞きつけて、藩邸の中から晋作さんと桂さんが飛び出してきた。
「おいっ、何があったんだ!」
「わたし…わたし……」
大久保さんの剣幕に事情がよくわからないわたしでもただならぬモノを感じた。晋作さんの問いにも、身体が震えて言葉が出てこない。
「大久保さん…っ。あんた、こいつに何をしたんだっ!!」
晋作さんがズイッと詰め寄る。
けど、次の瞬間!胸倉を掴まれたのは晋作さんの方だった。
「貴様っ!そんなに大事なら!!」
ちらと、大久保さんがわたしを見た。
「何故この馬鹿女の首に縄でもつけておかないっ!!何故1人で出歩かせたっ!!こいつの周りに気を割かなかった……っ!」
晋作さんも、大久保さんの様子にいつものような茶々を入れることもなく聞いている。
「分からんはずもなかろう!!」
大久保さんは目を見開いて、晋作さんに叫んだ。
「新撰組との関わりが知れた以上!もうこいつを高杉君のところにおいておくわけにはいかんぞっ!!」
大久保さんの言葉で、やっと事態を理解する。
そして、自分の考えの浅はかさも。
そう。敵対している彼らに…どんな事情があったにしろ関わってはダメだったのだ。わたし達の世界で言う『喧嘩』やそういうもので、いがみ合っているわけではないのだから。
けれど、それに気付いたときにはもう既に……手遅れだった……。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
って、終わりかよッ!!オイッ!!!な、第拾話でした~(苦笑)
いやいや、続きが気になりすぎて(まぁねぇ…)先に拾壱話冒頭読んでからここ書いちゃったvvお祭りの夜以来の続きが気になる展開でした♪
この後は高杉さんがカッコイイ♪そして、ここまでは大久保さんがカッコイイ(泣)
『否定しろと言ったんだっ!!この阿呆がっ!!』で、ちょっと……オチました(爆)
なんなんでしょうか……。たまらない、オトコマエvvv
今までは晋作さんにかなり傾いてましたけど……大久保さんもイイ…!
日頃と違う熱いカンジもイイと思いますですよ。大久保さん…!
そんで、沖田さんは……あの後、どうしたんでしょうかね……(汗)
バレ……て、ます、よ、ね???
視点が沖田さんに変わらなかったことだけが、そら恐ろしいポイント…??(苦笑)
いっそこのまま制裁として藩邸をたたき出して欲しかった……と、ちょっとだけ、思う……(遠い目)
……主人公、イタすぎ……(げっそり)
今日の選択肢
照れなくていいのに
照れ隠しじゃありません
まだすやすやと眠っている晋作さんの枕もとにお水と紙包みをそっと用意する。
……なんとか、咳は止まったみたいだけど。
目が覚めたらちゃんと飲ませてあげよう……。昨日みたいにわがまま言われたんじゃ、治るもんも治らないよ。
ため息をついて、晋作さんの寝顔に目をやって。ふと思う。
そう言えば、熱はないのかな……?
確かめようと額に手を伸ばしたその時、晋作さんがゆっくりと目を開く。
そしてしばらく、寝ぼけたようにぼーっとわたしの顔を見つめて何度か瞬きすると呟いた。
「こんな……気分だったのか」
……起き抜けに何??気分がどうしたって???
「何が?」
「ほら、いつかお前の寝顔を見ていたら、起きた途端に怒っただろう?」
ああ……。そう言えばそんなこともあったなぁ……。
寝顔見られた挙句に荷物探られて……(溜息)
「あの時は何故お前がそんなに怒ったのかわからなかったが、ようやくわかった」
口元を押さえる晋作さんの……日頃見慣れない表情にちょっとドキッとする。
照れ……てる??
うわっ!!珍しい~~~っ!
「照れなくていいのに」
「っなっ!」
言葉にあげた顔は、いつもよりも血色が良くて。やっぱり照れているのだと確信する。
たまには、いつもの仕返しでからかっちゃおうかな~♪
「顔、真っ赤だよ?」
「う、五月蝿い!仕方ないだろうが!」
「ふふ。可愛い寝顔だったな~」
「こ、この野郎…覚えていろよ」
晋作さんは視線をそらしつつ、ボソリとそう言う。
一通り晋作さんをからかい終わったら、ふと思い出した。……そう、薬だ。
「いけない、忘れるところだった。晋作さん、はい……これ飲んで」
水と紙包みを晋作さんに手渡すと「苦いんだよな、これ」とかなんとか言って顔をしかめつつ……それでもなんとか飲み干した。
ふぅ、と一つ大きなため息を吐く晋作さんに、内心でわたしもほっとしていた。
これで少しは落ち着いてくれるといいんだけど……。
「ん?そういえば…」
「どうしたの?」
「なんでおまえがこれを持ってるんだ」
……う。
まぁ、確かに疑問に思うよなぁ……(苦笑)
わたしは、例のお祭りの件を桂さんに話すことになって、そうしたらこの薬を手渡されたのだと説明する。
晋作さんは「余計なことを…」なーんて口では言いながら、でも、その顔は心なしか嬉しそうに見えた。
本当に、不思議な関係。晋作さんと、桂さんって。
やっぱりこう……繋がってるって感じ。
「あ!ねぇ、今日は確か大事なことがある日でしょ?」
「あぁ。そうだ」
そう、だからこそこうして衣替えをして、みんなで集まって会合だってしてたわけだから。
……晋作さんの体調は気になるけど、大事なことがあるならしなければならないんだろう。
てか、調子が悪いんだからやめた方がいい……なんて、言ったって聞くわけがない。…確実。
それならせめて。
「だったら、それまでちゃんと休んでいた方がいいよ」
「ん、まぁ確かにそうだ」
納得してくれたらしい晋作さんに、わたしは立ち上がって言う。
「じゃあわたしは他の部屋に行ってるから、ちゃんと寝ておくんだよ?」
「ええっ!?お前は傍にいてくれないのか!!」
まったく!いい大人のクセにそんな甘えた事を!
第一、傍にいてあげたいのはやまやまでも、わたしがいるとすぐそうやってはしゃいで大人しくしてないでしょうに。
「はい、おやすみなさい!」
そう言って、晋作さんを布団へ押し込むとぶーぶー言っている晋作さんを尻目に部屋を出た。
その先の廊下で桂さんに出会った。丁度良かったので、昨日のことを話しておく。
…そして。気になっていた事もある。桂さんに、聞きたいと、思っていた。
「そう…晋作は君に話したのだね?」
「…はい…」
わたしは、晋作さんにはどうしても……直接聞きたかったけど聞けなかったことがあった。
聞けば答えてくれたのかもしれない。でも。
答えさせたくなかった……というか。説明させたくなかったこと。
それを、思い切って桂さんに聞いてみる。
「『ろうがい』って、どんな病気なんですか?」
「晋作本人には聞かなかったのかい?」
わたしが言葉に頷くと、桂さんはニッコリと笑ってみせる。
「本人に問い詰めたりしなかったのは思慮深い事だよ。偉かったね」
そんな風に褒められても、気持ちは重いままだった。
別に、わたしは偉くなんかない。
……それは、説明されなくてもなんとなく感じるものがあったせいでもあったろう。
そして、だからなんとなく、晋作さんの口から聞きたくなかった。
多分、そうなのだ。
「…晋作は、いまでこそああやって元気に振舞っているが、いずれは動けなくなる」
突然話し始めた桂さんの言葉に耳を疑う。
桂さんは、淡々と。続ける。
「その内に体の力も、自由も奪われ……起き上がることさえ、ままならなくなるだろう…」
え???
声が、どこか遠く聞こえる。視界が、闇に包まれる。
「そして……そのまま死に至るかもしれない……。労咳とはそういう病なのだよ…」
えーと……、あれ?
桂さんは、今、誰の話を……???
わたしは今、誰のことを、聞いていたんだっけ……。
桂さんの声が……聞こえる。わたしを呼ぶ声。遠く、遠くから…。
「大丈夫っ?」
「あ…ごめん……なさい」
「話さない方がよかったようだね」
あまりの話に動揺を隠せなかったわたしを見て、桂さんが悲しげに苦笑した。けど。
「いいえ!そんなことありません!」
わたしは、気付いたら大声で叫んでいた。
「わたし、知らなかったら色々後悔しました!だから……ッ!」
驚いて、見開かれた桂さんの目が優しく細められる。
「わかったよ。ありがとう」
……大声を出したら少しだけ落ち着いた。
晋作さんの話……それは事実なんだ。だったら、わたしにできることは受け入れること以外に、ない。
すると、桂さんが静かな口調でまた話し始めた。
「私から頼みがあるんだが」
「なんでしょう」
「もし君が晋作のことを少しでも…憎からず想っているのならば」
「……はい」
「これまでと変わらず、全力で付き合ってやって欲しい」
それは、そのつもりだ。
だって、わたしが晋作さんに出来ることなんてそれくらいしかないんだから。
桂さんは、晋作さんを「同情や憐れみを喜ぶ男ではないから」と、付け加えて優しく笑った。
うん。これまでと変わらずに……いや、これまで以上に晋作さんと目一杯…精一杯一緒にいるんだ…!!!
「出かける支度はできたか!?」
晋作さんの言葉に、わたしは頷いた。わたしたち……晋作さんと、桂さんとわたしは、藩邸に行く為の準備を整えていた。
晋作さんによれば、大久保さんももう着いているはずだという。
「うん。できてる。行こう」
素直に答えたわたしに晋作さんが目を丸くする。
「おいおい、どうした?やけに素直じゃないか!」
「わたしが素直だと、ダメ?」
聞くと、そう言うわけじゃないが…と笑って答える晋作さん。が、ふと笑うのを止めてわたしを見た。
「……はっ!!もしや!!」
「え?な、何?」
「お前…大久保さんに会いたいんじゃ…っ!」
がくーーーっ。
なんで発想がそうなるのかな……。晋作さんの思考回路は計り知れない…!
「そんなワケないじゃないっもう!!」
「よしよし!やっといつもの調子が出てきたな!それでこそお前だ!」
言っていつものように先頭きって歩き出す晋作さん。
チラっと桂さんを振り返ると、やれやれといった表情でこちらを見ていた。……きっと、本当は危ないとか思ってるんだろうなぁ…。
なんだか先が思いやられる…(苦笑)
そんなこんなな複雑な思いを抱えて辿り付いた長州藩邸。出迎えてくれたのは(最初に遭遇しただけ、とも言う)意外なことに大久保さんだった。
「なんだ、田舎の小娘、お前も来たのか」
……のっけから嫌味ッ!?
いやいやいや!しかしここでキレてはいけない…!この人はこういう人!この人はこういう人!(ブツブツ)
「こ、こんにちは。…相変わらず、毒舌が絶好調ですね……」
ささやかなわたしの反撃!
「まぁな。お前が相手だと、私は饒舌になるようだ」
ふふん。と得意げに笑った大久保さんを見て、何故敗北感を感じるんだろう…!!!
とりあえずもう、こんな小さな反撃なんて気付かないんだっ、この人はっ!
そこに、ずいっと晋作さんが割って入る。
「大久保さん、残念だがこいつは大久保さんに会いに来たワケじゃないぜ」
「何故、言い切れる」
すっと目を細める大久保さん。
あああ……。いい大人同士なのに…!この2人が話しているとなんでこんなに緊張するんだろう…っ。
「こいつの口からはっきり聞いたからな!」
それ…ここで言わなくていいでしょう??晋作さん……。
「おい小娘、それは確かか!?」
大久保さんに迫られて、嘘をつくわけにもいかず。視線をそらしながら「あ、はい。言いました~」と答える。
ところが、大久保さんの反応は想像したものからかけ離れていて。何故か嬉しそうに大笑いしている。
怪訝に見つめる晋作さんとわたしの前で、ひとしきり笑い終わった大久保さんがニヤリと笑んだ。
「小娘の照れ隠しは、やはり芸がないな」
なっ!!!
そういう取り方ッ!?
なんでそう都合よく解釈できるの!?ある意味この人すごいよっ!!!(泣)
「……まさか、お前……!」
晋作さんまで間に受ける!?この人もある意味……っ(泣)
「照れ隠しじゃありませんっ!」
答えた言葉にかぶさるようにして晋作さんが真顔で寄って来る。
「本当か!?」
「うん。だって、わたし晋作さんに嘘ついたことないもの」
さらっと答えると、晋作さんは嬉しそうに「確かに!」と答える。
もう……本当にこの人は…。
「わかったらもう大久保さんのからかいに反応しないで!」
「待て。私はからかってなどいない。至って本気だ」
それもどうだ……
本気だと言われたら言われたで恐ろしいよ、大久保さん……!
と、そんなやりとりを今まで黙って聞いていた桂さんがここで口を開いた。
「さて、お二方。昨日と同じ言葉を、もう一度私に言わせたいか?」
……っ!
出たっ!大迫力桂さんっ(命名)
声がっ!雰囲気が!顔がっ……!!!笑顔でも…いや、笑顔だからこそ怖すぎるッ!!!
だけど。多少押されはしたものの、そこはそれ。受ける方もある意味大物な2人だ。
大久保さんも動じる様子はなかったし、晋作さんは「仕方ない…」とかつまらなさそうに言い出して、結局わたしに「いい子で待ってるように」とか言い残してみんなと奥の部屋へと消えていく。
今日は大きな会合だから、と。
言ってたなぁ……、と、庭を見つつぼーっと思った。
と、言うことは時間がかかるってことだ。
もうこの辺にも慣れてきたし、迷子にももうならないと思う。
そう。後は。
「何かあった時のために、もっとこの辺に慣れておきたいんだよね」ええええッ!?またソレ言い出すの!?学習能力ないのかよッ!
わたしは胸の前できゅっと手を握りしめて藩邸の出口へ向かった。
外は今日もいい天気で、爽やかな空気も気持ちいい。
のに。
今は……晋作さんのことばかりが、頭をめぐる。
桂さんから聞いた言葉が頭から離れなくて、ずっと、ずっと響いてる気がしていた。
……わたしは、あんまりにも何も知らなさ過ぎる。
痛感していた。
桂さんから聞いた話を、もっとちゃんと受け止めるには。
きっと、もっと知らなきゃいけないことが沢山あるような気がする。
「晋作さん…」
つい、1人心地で呟いたその時。
通りでばったり出くわしたのは、沖田さんだった。
もちろん、覚えている。この人は晋作さん達の敵で。だからあまり関わらない方がいい事。穏便に、立ち去ろうと思っていたのに。
目の前の沖田さんに晋作さん…梅之助の病状を聞かれて。『労咳』について話をしていたら。
「僕でよければいつでも相談にのるよ?」
なんて言ってくれて。
……その笑顔が優しくて、どこか……人を安心させる何かがあるな、なんて思った。
この時のわたしは、沖田さんが晋作さんの敵…なんてことを忘れて。ただただ、労咳という病について知っている人として、純粋に話をしてみたいな、と思っていたのだ。
誰かを…この思いを打ち明けて、楽になれる誰かを無意識に求めていたのだ。
実質もしかしたら、藩邸を出たのだってそれが理由だったのかもしれない。
だから、沖田さんに「立ち話もなんだから甘味処にでも行きませんか?」と誘われても断らなかった。
────それが、晋作さん達の、敵の発言ではあっても。
そして。
色々話をしているうちに、沸いて来る、疑問。
どうしてこの人が……晋作さんの敵、なんだろう。本当にいい人で。甘いものが好きvとか言っちゃう可愛げなお兄さんなのに。
見知らぬわたしに付き合って、話を聞いてくれる優しい人なのに。
そんな風にぼーっとしていたら、ふと気付いたように沖田さんが外を見る。
「ところで、もう大分暮れてきたけど、大丈夫?」
「え?あ!もうこんな!」
思いがけず話し込んでしまった……!気付けば辺りは夕焼けと夜が混ざり始めていた。注意力なさすぎ~~~(泣)
「いけない!みんな、心配してるかも!」
「じゃあ、僕が家の近くまで送ろうか?」
「あ……!いえ、大丈夫ですっ」
申し出は、それでもなんとか断った。
沖田さんは、いい人だけど。
でも、やっぱり、わたしが晋作さん達の所に居るって分かったら晋作さん達に迷惑をかけるかもしれないんだよね…。
わたしは沖田さんに別れを告げて、長州藩邸への道を急いだ。
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「本当に面白い子だな」
時間が経つのを忘れてしまったのは、総司の方かもしれなかった。
こんなに長い間、話しこむつもりなんて少しもなかったのに。
パタパタとかけていく少女の後姿を眺めながら、思わず笑みがこぼれた。
「…ん?」
ふと足元を見ると、色鮮やかなかんざしが落ちている。
彼女の落としたものだろうか。髪は特に結っていないようだったけど。
しかし、逆に考えれば髪に飾らないものを持っている───それは、よっぽど大事だから、なのだろう。
「君も、君の持ち主の所へ戻りたいだろうね」
総司はかんざしを懐へ忍ばせると、彼女の後を追いはじめた。
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すっかり暮れてしまった大通りを走って、ようやく土佐藩邸についた。
……もう、会合は終わってるのかな……?
思いながら、中に入ろうとすると入り口を棒で塞がれた。棒を辿って見上げると、怖い顔をした門番の人が立っている。
「あのっ、わたし高杉さんの連れなんです」
出る時に居たかどうか定かではない門番の人に必死で訴えた。
「朝まで中に居て、また帰ってきたんです」
だけど。
門番は口もきかないし、入れてもらえる気配はない。
……どうしよう……どうしたんだろう……。
説得する糸口もこれ以上何も思い浮かばないわたしの前に、藩邸の中から見知った顔が現れる。
「大久保さん!」
良かった。これでわたしが怪しい人じゃないって言ってもらえる!!
「大久保さん、わたし…」
「お前」
わたしの言葉を遮って、大久保さんが話し始めた。
「新撰組の沖田と通じていると言うのは、本当か?」
今までに聞いたことがない、冷たい口調…。冷たい表情。
態度の大きな人、とか…これまで色々思ってたけど。今日の…今の、大久保さんはどれにも当てはまらなくて、まるで知らない人みたいだ。
大久保さんが鼻で笑う。
「ふらふら出歩くお前に子守りのつもりで警護をつけたら、随分突飛な一報だ」
「……」
「……否定は?」
わたしは、思わずうつむいた。
……沖田さんがみんなの敵なのは知っていた。たった今まで一緒に居たのも本当だ。
でも、わたしはそれでもどうしても沖田さんと話がしたかった。
今日、したかったのだ。
……だって、晋作さんの病気のことを……気兼ねなく聞けそうな唯一の…この世界での知り合いで。
でも。
だからこそそれに関して言い訳は出来ないと思った。
わたしは胸の前で手をギュッと握りしめながら、振り絞るように声を出す。
「わたし……さっきまで一緒にいました……。どうしても、どうしても聞きたいことがあったんです。……ごめんなさ」
ダンッ!!!
物音に、びっくりして顔を上げた。
それは大久保さんが脇にあった門壁を殴りつけた音で。
「否定しろと言ったんだっ!!この阿呆がっ!!」
そう言った大久保さんの肩は、わずかに震えていた……。
「どうしたんだ!!」
騒ぎを聞きつけて、藩邸の中から晋作さんと桂さんが飛び出してきた。
「おいっ、何があったんだ!」
「わたし…わたし……」
大久保さんの剣幕に事情がよくわからないわたしでもただならぬモノを感じた。晋作さんの問いにも、身体が震えて言葉が出てこない。
「大久保さん…っ。あんた、こいつに何をしたんだっ!!」
晋作さんがズイッと詰め寄る。
けど、次の瞬間!胸倉を掴まれたのは晋作さんの方だった。
「貴様っ!そんなに大事なら!!」
ちらと、大久保さんがわたしを見た。
「何故この馬鹿女の首に縄でもつけておかないっ!!何故1人で出歩かせたっ!!こいつの周りに気を割かなかった……っ!」
晋作さんも、大久保さんの様子にいつものような茶々を入れることもなく聞いている。
「分からんはずもなかろう!!」
大久保さんは目を見開いて、晋作さんに叫んだ。
「新撰組との関わりが知れた以上!もうこいつを高杉君のところにおいておくわけにはいかんぞっ!!」
大久保さんの言葉で、やっと事態を理解する。
そして、自分の考えの浅はかさも。
そう。敵対している彼らに…どんな事情があったにしろ関わってはダメだったのだ。わたし達の世界で言う『喧嘩』やそういうもので、いがみ合っているわけではないのだから。
けれど、それに気付いたときにはもう既に……手遅れだった……。
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って、終わりかよッ!!オイッ!!!な、第拾話でした~(苦笑)
いやいや、続きが気になりすぎて(まぁねぇ…)先に拾壱話冒頭読んでからここ書いちゃったvvお祭りの夜以来の続きが気になる展開でした♪
この後は高杉さんがカッコイイ♪そして、ここまでは大久保さんがカッコイイ(泣)
『否定しろと言ったんだっ!!この阿呆がっ!!』で、ちょっと……オチました(爆)
なんなんでしょうか……。たまらない、オトコマエvvv
今までは晋作さんにかなり傾いてましたけど……大久保さんもイイ…!
日頃と違う熱いカンジもイイと思いますですよ。大久保さん…!
そんで、沖田さんは……あの後、どうしたんでしょうかね……(汗)
バレ……て、ます、よ、ね???
視点が沖田さんに変わらなかったことだけが、そら恐ろしいポイント…??(苦笑)
いっそこのまま制裁として藩邸をたたき出して欲しかった……と、ちょっとだけ、思う……(遠い目)
……主人公、イタすぎ……(げっそり)
今日の選択肢
照れなくていいのに
照れ隠しじゃありません
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