容疑者Xの献身

2008年10月29日 読書
……タイムリーにアップしてみたものの、映画の話ではなかったり(汗)
映画で見てみたい気もするんですが…それよか本の方が安いので(爆)これは原作の方の話になります。

読みました!!!!
ちょっと泣きました!!!良かったです!
が!
またしても騙された感が…拭えないですね(苦笑)こう……『同級生』以来のヤラれた感です。。。
まぁ、欺いてナンボ、ですか。読者は(笑)
まんまと引っかかって、楽しませていただきましたとも。えぇ。
以下はネタバレにつき、見たい人だけ反転でv
そりゃあ、あれだけ緻密にセリフや行動まで計算しておいて、レンタルルームだけは対応が間に合わなかったのか…?くらいにはずっとひっかかってはいたんですけども。ひっかかってはいたけど、気にしてはいなかった。←負け。

しかし…ラストで少しだけ救われたような…そうでもないような、複雑な感情に襲われましたね。。。
花岡さんの自首は、「そこに幸せに存在してくれるだけでいい」そんな石神の愛情がほんの少しでも通じたのだ、とも。思えて。彼がそうしてまで庇いたかった彼女達に、だからこそそれだけの価値があったのだろう、と思えた瞬間でした。完璧なトリックを使ったにも関わらず、用いる人の心で崩れてしまう。崩した「人」の心がとても、人間らしく、それがある人だったからこそ石神が惹かれたのかも知れません。(いや、…そうでもなさそうなんだけどそう思いたいというか??)
ただ、彼女の自首は…そこまで盲目的に、献身的に、尽くした彼への完璧な拒絶…とも言えるような気もして複雑。大きな意味での愛情に対しての愛情でのお返し…なのか。秘密を抱えていくことに対する限界を娘に教えられての行動なのか。
取りようは色々あって……どうなんでしょうかね。。。



個人的には、ですねぇ。ドラマ風な……湯川&内海も好きなんですけど。小説の方の湯川&草薙の方が好きなんですよねぇ……。
誰よ、腐女子だからだろッって言ったヤツは(怒)
まぁ、否定もせんが(しないのかよ)
なんというか…まぁ、ぶっちゃけ東野さんにあたし好みのラブロマンスを求めてないせいだと思いますが!…そういうことで。
湯川&草薙の…あの…微妙に仲が良くて、微妙な距離感が見てて好きですvvv
淡白なような~、それでいて肝心なことペラペラ喋って仲良すぎやろ!!!みたいなあの空気(笑)

…とりあえず、今回の事件で二人の友情が破綻しなくて本当に良かった。


って、なんていうか。
推理小説…なだけにツッコんだ話ができないんですよね(苦笑)
なので、ちょっと違う切り口でガリレオを語ってみようかと。
自分は、先にも述べたように小説版もドラマ版も、どちらも好きなんですけど。
ドラマ版の湯川先生は、小説版よりも無表情なタイプに見えるんですよねぇ。そこはソレで、そういうところも魅力!福山さんカッコイイ!!!!ってなるワケなのですが。
しかしそれは俳優さんの魅力であって。
小説の湯川先生は割とよく笑うし、福山さん演じる湯川よりももう少し柔らかな印象なんだよね。
久しぶりにこのガリレオシリーズを読んで、改めてそう思いました。
草薙さんはドラマ版にあんまり出てこないのでなんとも言いがたいんですけども。大きく違和感があるのはそれくらいで。

そう。
個人的には、小説版の人格や設定が好きなのですが。
ですが、ドラマ版の展開っぽいのが好き。

つまるところ、東野さんの作品の途中過程はとても面白くて好きなんですけども!
ただ、物語の落とし所が時々(個人的にどうしても)納得がいかなくて不完全燃焼を起こすんですッ(泣)


時々ね。


この話も、それに当たりまして……。
非常に映画版を見てみたいです……。ドラマ版湯川先生&内海刑事が、石神先生とどういう結末を迎えるのか。
堤さんの演技も期待大だし…小説読んでなおのこと映画が見たくなりました(苦笑)
映画代節約のつもりだったのに。。。

見に行くのも、そう遠くない話かもしれない。。。(爆)



……ところで、今期ドラマ化の『流星の絆』
図書館で予約してみたところ、24人待ちなんですよね……(遠い目)
東野さんの作品って読みやすいのでそんなに時間はかからないのではなかろうか、とも思うんだけど。買った方が良さそうなのかな……。けど、買った挙句にまた納得いかなかった日には、もぉどうしていいのかわからない(爆)

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