注:この文章は11月6日に書いているものです。

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…ひっさしぶりの…道流サン以来の…アニメとかからハズれた小説の感想になりそうですね(爆)自称、読書好き…だったハズなんですけども、どうも最近読書からは遠ざかってます。
同人も、小説は買わないしね…。
実はイイのもありそうなのにね…。ハマれば(ここ重要!!!)漫画より面白かったりするんでしょうけど。
最近はハマる作者に出逢わない。。。
とほほ。。。

さておき、そんな中で何故か東野圭吾です。
母が「私はあんまり好きじゃない」と言ってたのを聞いたことがあって、興味がなかったんですけど。
きっかけはドラマですね。『ガリレオ』。昨日(11月5日)初めてドラマを見まして。
意外と面白かったので、今日図書館に行ってきましたv(早)
もちろん、借りられる…なんてハナから思ってなかったので(笑)貸出予約をしに。
案の定「11人待ちですね〜」とお姉さんが言ってたので、いつになるやら。。。
で、まぁ。そんなわけで目的のものは借りられなかったので、違うモノを一冊借りてきてみました。
それが、この『同級生』
で、この感想を述べるに当たって、いくらかネタバレするかと思いますので。今後この本を読もうと思ってる人は、是非読んだ後にご覧下さいねv
小説が、ミステリーって分類なだけに…なんというか間違って以下を読んじゃうと大変よ??(苦笑)

では、さっそく。
読破するのにかかった時間が二時間半程度。
かなり読みやすいと思われます。引っ掛かりがましくないし、すごく…わかりやすい。
当初は特別、すごく面白いってワケではなかったような気がするんですけど…気付いたらやめられなくて、読破しちゃいました…。
あんまりミステリーとか読まない人なので、トリックがどうのとかなんだとか、そぉいうのはわからないんですけれども。
加えて言えばその手法とかもよくわからないんですけども。

全体的に色々と淡い(?)感情…が巻き起こした事件のお話だなぁ。と。
いや、淡くもないような気もしますけど。でも、自分にとっては淡かったですか。。。
最近の学校事情とか、社会情勢とか、色々と組み合わさってて面白かった。
正直な話、御崎の死の真相が明かされる辺りまではなんかフツーの謎解き物語だと思ってました。
が。
その後主人公(一人称の物語なんで、視点の人物ですね)と緋絽子の関係と、そして。主人公自身が気付いていなかった感情が出てきたあたりで、汚ぇッ!!!こんな本人にもわかんないことを出すとは!!!と、いう気持ちと(爆)あぁ、けどそんなもんかもねぇ…。という気持ちと。
両方がせめぎ合って、結論。「面白いじゃねぇか…」というトコロに落ち着きました。
一番の冒頭で語ってる言葉の謎が、ラストで明かされるあたりも。楽しい。

結局、自分にだってわからない自分があるし。世の中に溢れる情報はどこかしら作為的な部分もあるし、偽りもあるし、そしてきっと真実もいくらかは紛れ込んでいて。
けど、その真実ですら、見る人によって姿を変えてしまうのだろうと思うから。
それぞれに、それぞれの思い違いというか…行き違いがこんな結末を導いたのだと思うとやるせないものがありますね。
んで、これはたまたま小説ですけど。現実もそんなモンだと思うとさらにやるせないです(苦笑)

とにかく。面白かったです。
とりあえず今度は別のを借りてこようかな〜と思うほどには。

あんまりトリックだけになってくると、ミステリーも面白くないと思います。アレをそう呼ぶのかは知りませんけど、コナンなんかもいい加減本筋を進めろよ(怒)という気分になりますし。
難しいですね。。。
あと、自分はミステリー(に、限らないんですけど。実は)は結末を読んだ後で最初から読むという、半ば反則技をカマす人なんで(苦笑)すが、今作は大丈夫でした。
…てことはその程度にはなんか…多少先が読めてたわけなんですよね。意外性はナイ、というか。(基本的にソレをやる理由が「先が気になって落ち着いて読めない!!!」なんで(爆))
うまい分量だと思います。
この調子だと、ガリレオも面白そうだな〜(笑)
ドラマも比較的淡々としたカンジに思えたんで。楽しみですvv

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